神待ちサイトは初めからあったわけではない。
携帯電話が普及し始めたのが、1990年代からである。
その前から携帯電話は売られはしていたが、
形が大きく持ち運びに不便で、
本体の購入価格、通話料がとても高かった。
それが是正され、より一般的になってきたが、
広まったのにはもう1つ理由がある。

 

インターネットへの接続である。

 

インターネットにつながることで、メールができるようになったのである。

 

リアルタイムの会話しかできない電話から、
いつでも連絡がとりあえるメールの機能が追加されたことにより、
一般家庭に広がるきっかけになっていった。

 

そして、インターネット・メールの機能は、
使われ方も多種多様になってきた。

 

友達との連絡用で学生も持ち始めるのにそんなに時間はかからなかった。
子供と連絡をとりやすくするため、という理由から親から持たせるという場合もあっただろう。

 

授業中に携帯電話をいじる生徒もいて、先生が対応に困るという現象も起き始めた。

 

そして、子供たちは、より自分たちの中を深めあいたい、
大人の目がないところで、もっと自由にコミュニケーションをとりたい。

 

そういった気持ちから、学生専用の掲示板BBSが流行りだした。

 

学校名なんかも書き、
同じ学校同士の人をみつけたら、かかさず掲示板でつながり、
授業のことや、地元ネタを話したりしたようだ。

 

そんなある日、
問題を抱える生徒の書き込みもされるようになってきたようだ。
何か深い理由があり、家に帰れない彼女は、
泊まれるところと、食べることができる環境はないかと
掲示板を使って、みんなに呼び掛けたのである。

 

それが今の神待ちサイトの走りと言われている。

 

もとの彼女のように何か問題を抱えている人もいるが、
そうではなく、問題はないのにお金が欲しくて神待ちサイトを利用する人もいるようだ。